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信州おやきガイド
 おやきは昔から主食のひとつや、子供たちのおやつとして愛されてきた、信州の郷土食のひとつであります。
 こんなにおいしいのに今一つメジャーになれないおやき。そんなおやきの魅力を伝えていこうと思います。
おやきって何?
 山に囲まれお米がほとんど採れなかった長野県北部で、常食とされていた小麦を使用して自分の好きな具を包み、主食として作られていたのが「おやき」の始まりだそうです。縄文時代にすでに存在していた食べ方という話もあるそうです。
 作り方は、地域やその家々により異なりますが、基本的には小麦粉、地粉、そば粉等を、水やお湯で練って蒸したり、焼いたりします。また灰の中でじっくり焼いたり、ふくらし粉を加えてふっくらさせたりと、その方法は様々です。中に入る具は、なす、カボチャ、野沢菜、大根、あんこ、野菜ミックスなどが一般的ですが、現在ではその他にも色々な種類の食材が使われています。

信州の有名なおやきをちょっと紹介
もち屋
生地は小麦粉にふくらし粉を入れ蒸したものと、そば粉を使用し蒸したものがあります。そば粉は小麦粉よりこしがある感じで、焼いた所がパリッとしています。
具は定番のなす、野菜、野沢菜、あんこ、かぼちゃの他にしいたけ、くるみ大根、もろこし、うの花、りんご、ニラ、山菜、うぐいす、そら豆、梅じそ、ごぼう、栗おやき等種類が豊富です。
炉ばたおやき
小麦粉にそば粉を加え、自家製酵母で自然発酵させた生地に具を包んで、250度の高温の窯に入れ一気にこんがりと焼き上げて、表面はパリッと香ばしく、中はパンの様にふんわり柔らかいのが特徴です。
具は野菜ミックス、野沢菜、ねぎみそ、きりぼし大根、かぼちゃ、粒あん、ほんしめじ、あざみの他、季節によってまいたけ、こごみ、のびる、えらなどがあります。
門前おやき
地粉を使用し表面を軽く焼いてから蒸した門前おやき、地粉にそば粉とふくらし粉を加えふっくら仕上げたそばおやき、野沢菜パウダーを加えた温泉おやきがある。信州上山田温泉の源泉で練っているそう。
具は野沢菜、丸なす、かぼちゃ、にら、つぶあん、切干大根、きゃべつ、きざみなすがあります。
灰焼きおやき
生地は小麦粉と水のみで作り、ほうろくで軽く焼いてから灰の中でじっくり焼く。とても大きなおやきで一つ食べるだけで十分満足できます。生地がパリパリとしていて香ばしく美味しい。なんといっても焼きたてが一番。
具は季節により変わり、なす、卯の花、野沢菜がある。写真は卯の花。
笹おやき
小麦粉にふくらし粉を入れ、表面を軽く焼き笹の葉で包んで蒸してあるのが特徴。ふんわりもちもちとした生地にほんのりと笹の香がしてとても美味しい。他に焼くタイプもあります。
具は野沢菜、切干大根、あずき、がぼちゃ、野菜ミックス、なす、紫芋、ニラタケがあり、なす、紫芋、ニラタケ。焼くタイプの具は野沢菜、野菜ミックスがあります。写真は紫芋のおやき。

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