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信州祭りレポート

第3回 長野灯明まつり
2006.2.11 sat → 2.19 sun pm.6 : 00〜 pm.9 : 00

2004年に長野オリンピックの開催を記念して始まった「長野灯明まつり」も今年で3回目。
「善光寺ゆめ常夜灯」と題された「善光寺・五色のライトアップ」は、オリンピックの平和を願う精神を、五輪の色の光で善光寺を照らす…灯明によって、世界に向けて発信する冬のまつりとして定着しました。
時季はまさにイタリヤ・トリノで冬期オリンピックの開催期間中!幽玄な光に彩られた幻想的な善光寺周辺の夜を散策します。


2006年2月19日、日曜日の夜7時頃、今晩が灯明まつりの最終日ということもあって、普段なら
閑散としている時間帯に「仁王門」の前は人の波でごった返していました。
「仁王門」はオレンジの色で照らし出され、階段の脇には灯ろうが置かれ往来の人の足下を
照らしています。

ちなみに昨年までは黄色でライトアップされていた「仁王門」が、今年はオリンピックの象徴でもある聖火をイメージしたオレンジ色に変わったそうです。

「仁王門」の左右に立つ仁王像は、ライトアップされた光と影のコントラストにより、今にも動き出さんばかりの迫力!

一口ウンチク
仁王像は高村光雲( 高村光太郎の父で、詩人・彫刻家 )と米原雲海の合作で
千仏守護の仏。像高は4.8メートル。向かって左の口を開いた方が「阿・あ」形、右の口を閉
じた方が「吽・うん」形で、万物の初めと終わりを表わしている…とのこと。

また「仁王門」の正面は唐破風(からはふ)造りで、「定額山」の額は、伏見宮貞愛(さだなる)親王の筆によるもの…とのこと。


「仁王門」から「山門」へと、土産物屋やそば屋が軒をつらねる「仲見世通り」を進みます。
家族連れや普段ならほとんど見ない若いカップルが多く、ムーディーな灯明まつりならではの光景です。

一口ウンチク
この「仲見世通り」の足下に敷かれている敷石は、境内入口から仁王門〜山門の下まで続く約 400m、幅 5.7mの参道に 7,777枚が使われている…とのこと。




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