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信州祭りレポート

第3回 長野灯明まつり

「山門」の手前右手には、子育て地蔵としても信仰を集める「六地蔵」が鎮座。
ライトアップにより浮かび上がる表情には、独特の情感が感じられ…しばし足を止め感写!

一口ウンチク
「六地蔵」とは、人間が死後おもむく六道( 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天 )の世界で人の苦しみを救ってくれる地蔵さま。


「山門」の手前左手の「大歓進」にも灯がともっていた。表門に続く太鼓橋の両脇に置かれた灯ろう同様、期間中は善光寺周辺の各宿坊前にも灯ろうが置かれ、冬の夜の境内を映し出した…。

一口ウンチク
「大勧進」は寺内天台宗の本坊で、善光寺住職・大僧正の住まい。勧進とは「神仏の為に寄付を勧める」の意味で、大勧進とはその元締めで寺への寄付を勧める役目を持つ。


「山門・三門」は現在、建立されて以来約 250年間で初めての本格的な解体修理「善光寺山門保存修理工事」の真最中。全体がテントに被われ唯一、山門の額のみがライトアップされていた。トリノオリンピック開催地との友好を祈念して、イタリアンカラーでのライトアップは「ヨッ、粋!」
ちなみに工事完成は平成 19年とのこと。
一口ウンチク
山門の額にある「善光寺」の文字は鳩文字といわれ、善光寺の「善」に二羽、「光」に二羽、「寺」に一羽、計五羽の鳩形が隠れている。
また善光寺の「善」は牛の顔を表わしている…とのこと。大きさはなんと3畳程とか! あなたには五羽の鳩、見つけられますか…?

山門をくぐると巨大木造建築の善光寺本堂が目前にあらわれる。オリンピックカラーのひとつ赤色でライトアップされ、暗闇から浮かび上がる本堂正面は、そのフォルムの美しさ、威風堂々たる存在感をきわだたせ観る者に深い情感を与える。

本堂を少し左側に回り込むと、本堂西側は紫色でのライトアップ。色によって受ける感じがだいぶ違うところが、このライトアップの面白いところ…?!

本堂東側は青色でライトアップされていました。ちなみに昨年は反対に東側が紫、西側が青色だったそうです。

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