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信州祭りレポート

第3回 長野灯明まつり

本堂正面の階段手前には4本の向拝柱(ごはいばしら)に、灯をともした大提灯が並ぶ。

大提灯の灯が参拝に訪れる人々の足下を照らす中、往来の人の波が後を断たない。

本堂手前左側には、緑色にライトアップされた「経蔵・きょうぞう」がある。

一口ウンチク
内部に八角の輪蔵(お経を納める書庫)を置く、五間(11.7m)四方の宝形造りの蔵。重要文化財。


雪が残る檜(ひのき)皮葺きの「経蔵」の屋根が、緑色に照らし出され浮かび上がる…。
手前の人がたのシルエットは「親鸞聖人銅像」。

一口ウンチク
浄土真宗開祖の親鸞聖人が、右手で善光寺に松を捧げている像。
親鸞聖人が越後に流罪の後、善光寺に百日間滞在したといわれる。


本堂手前右側には、除夜の鐘で知られる「鐘楼」が、黄色にライトアップされて建つ。
一口ウンチク
檜皮葺きの入り母屋造り。柱は6本で「南無阿弥陀仏」の6文字を表わしている…とのこと。「銅鐘」は高さ1.8m、口径1.16mの重要美術品。


約一時間程の散策を終えて振り返ると、善光寺本堂の全景が暗闇に浮かび上がっていて…
まさに幻想的な情景を目にする事ができた。
地元に居て何十回と善光寺を観てきている者にとっても、この怪しく魅惑的な「善光寺さん」は新鮮である。

善光寺にはその永い信仰の歴史を背景に、伝説や、いわれ、物語が数多くあります。今回の散策には「一口ウンチク」として、そのいくつかを載せました。
知っている様で知らなかった善光寺、今回の「灯明まつり」のように、まだ観た事の無い善光寺…の発見に出かけてみませんか?
季節は3月、「ぶらり散歩道」の時季になってきたので…。  

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